「とじて、ひらいて 生と社会と芸術と」 展 | 東京・杉並 |8月30日-9月5日
女子美術大学の共同研究の一環として、
『とじて、ひらいて-生と社会と芸術と-』展が8月30日(土)より開催されます。
会期中は誰でも自由に参加できるConversationプログラムが連日実施されます。
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«concept»
大震災、パンデミック、やまない戦火。21世紀を生きるわたしたちは、社会や人びとの断絶したつながりを再構築しようと、芸術の「つながる力」に過度な期待を寄せてきた。けれど、自分たちの経験を改めて見つめてみれば、芸術は無尽蔵な、あるいは均一なつながりを形成したりはしない。だとしたら、芸術に関わりながら「生きている」わたしたちの、日常の些細な出来事から、生や社会をみなおしてみたらどうだろう?
同一ではなく、凸凹に生きている姿(=日常の実践)
均一ではなく、異質なままでありつづける関係(=社会の彫刻)
これらは、けっこう創造的で、ひろい意味で芸術的?
「つながらない」「同じじゃない」「ぜんぜん違う」。けれど、共存しているわたしたち。
小さな対話をつみかさねて、せまい意味でとらわれがちな生と社会と芸術を、もっととじたり、ひらいたりしてみたい。
«practice»
女子美術大学の有志が集まり、2019年から月1回のペースで開催されてきた「社会彫刻のタペ」(対面)と「オンライン彫刻」(遠隔)。創造力や対話を重視して、彫刻するように社会をつくるーーーヨーゼフ・ボイスの「社会彫刻」の考えに刺激を受けて、わたしたちは芸術と社会について話し合ってきた。本会期中は、対面と遠隔のハイブリッド形式で対話の場をつくり、複数のテーマについて話し合う。また、これまでの告知ポスター、活動資料、conceptに着想を得た作品を展示する。
(詳細はこちら)。
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illust ©m.orito
開催場所
gallery full⇔empty by 代田橋アートコモンズ
〒168-0063
東京都杉並区和泉1-30-21
(Googleマップなどを使用する場合は、「代田橋アートコモンズ」で検索してください。)
交通案内
京王線「代田橋」駅より徒歩10分
お問い合わせ
代田橋アートコモンズ
Mail:daitabashi.art.commons@gmail.com
開催時間
10:00〜19:00
初日は16:00~20:00まで
最終日は15:00まで
イベント
◾️Reception
日時:8月30日(土) 18:00~(一般の方もご参加いただけます)
[ライブトーク]
ニンゲン、AI、動植物ーー多様な境界で「とじて・ひらいて」
◾️Conversation
学生たちが考えた約60のテーマから、5つの軸を設けて、自由に話し合います。
日時:
8月31日(日)15:00~16:30
「社会は甘くないがケーキは甘い」
9月1日(月)15:00~16:30
「萌え~人生は主観~」
9月2日(火)15:00~16:30
「美大生っぽいって言われるの大っ嫌い!」
9月3日(水)15:00~16:30
「メンタルヘルスは隠さなくていい」
9月4日(木)15:00~16:30
「恋愛規範に囚われない人と人との繋がりについて」
主催:女子美術大学共同研究「『社会彫刻』をめぐる領域横断的研究」
共催:2025年度各講義履修生有志(「芸術文化ゼミⅢ(人類学)」「造形論」「造形特論A」「人権・ダイバーシティとアート」)、卒業生有志、学生相談室、「社会彫刻の夕べ」プロジェクト