第20回 同時代のアートと人類学研究会
《インドネシアにおける新しいアーティスト・コレクティヴの展開》

登壇者：廣田緑（国際ファッション専門職大学）
日時：2023年9月23日（土）13:00-15:00
場所：オンラインまたはYAU STUDIO

昨年開催されたドクメンタ15において、インドネシアのアーティスト・コレクティヴである〈ルアンルパ〉が芸術監督として、いかに伝統ある国際美術展をそれまでとは異なった場として作り上げようとしたのかは、美術業界の枠を超えて大きな話題となった。ローカルな現場で、あるいはグローバルな環境で、アーティストが集団で活動を行うとはどのようなことなのか。
本研究会では廣田緑さんをお招きし、文化歴史的な背景を交えながら、インドネシアで起こっている新しいアーティスト・コレクティヴの試みについて、造形作家そして人類学研究者としての視点から考察・議論していただく。

参考文献：『協働と共生のネットワーク　インドネシア現代美術の民族誌』（グラムブックス, 2022）

廣田緑（国際ファッション専門職大学、准教授）
造形作家、文化人類学者。インドネシア国立芸術院ジョグジャカルタ校への国費留学後、「Jogja Surfing（ジョグャサーフィン）」編集長、インドネシア工芸協会アドバイザーとして従事。およそ17年間のインドネシアでの活動においては、バリとジョグジャカルタを拠点に、アーティスト活動のかたわらオルタナティヴスペースの運営や展覧会の企画に携わった。

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cover photo by Fadhila Nurhakim, Unsplash