外国ルーツの人びとが多く暮らす神奈川県川崎市。
なかでも在日コリアン集住地区として知られる桜本で、が11月2日(日)、韓国・朝鮮の芸能プンムルノリのパレードが行われる。
演奏チームや子どもたちが練り歩き、また、地域に暮らす在日コリアンのハルモニ(おばあさん)たちがリズムに乗って楽しく肩を揺らす。

『絵で読む 子どもと祭り』」でも紹介されるこのパレードは、地域の秋の風物詩「日本のまつり」に欠かせない演目だった。
関係者の高齢化やコロナ禍の影響を受けて祭りは中断。
参加者たちの葛藤は、本誌で取り上げた「『街に出よ 芸能愛好者の語りと地域実践の手ざわり』」に見ることができる。

地域を練り歩く姿は一時途絶えたものの、有志たちが集まり、2024年に「桜本プンムルノリ」として復活。今年で2年目の試み。
民族衣装に赤青黄の帯をまとった演者たちが踊る。チン、ケンガリ、チャンゴ、プクといった打楽器の音が再び桜本に響く。

パレードは午後2時から。商店街内のパン工房「アンダンテ」を出発してLロードさくらもとを練り歩く。
桜川公園(さくら小学校前)では様々な演戯を披露する。

問い合わせ:sakuramotopunmurunori@gmail.com ほっとライン044-270-6127(プンムル担当)
*雨天中止。

※  写真提供:タウンニュース https://www.townnews.co.jp/