©Alexander Kluge

オーバーハウゼン宣言とは、1962年2月28日、ナチ時代の映画との完全な決別と、映画製作の仕組みの抜本的改革を要求した若手映画作家26名による表明です。
その宣言は、「古い映画は死んだ。我々は新しい映画を信じる」という簡潔明瞭な一文をもって締めくくられています。

その後、ニュージャーマンシネマは、ファスビンダー、ヘルツォーク、シュレンドルフ、ヴェンダースといった作家性のある映画作家たちによって新たな開花を遂げ、国際的な評価を獲得していきました。
60年を経た今日、映画製作や映画芸術を取り巻く状況はどうあるのでしょうか。

オーバーハウゼン宣言と時を同じくして、1962年に開設されたゲーテ・インスティトゥート東京は、「オーバーハウゼン宣言 再考」をテーマに、60年前に宣言された要求事項を、今日の映画を取り巻く状況に照らし合わせて考察していきます。

プログラム
日程 2022年9月18日(日)
11:00〜[上映]アレクサンダー・クルーゲ『サーカス小屋の芸人たち 処置なし』
14:00〜[上映]クリストフ・シュリンゲンジーフ『ボトロップの120 日』
15:30〜[上映 & トーク]マックス・リンツ(逐次通訳)『このオーバーハウゼン気分』
17:30〜[講演&トーク]ゲオルク・ゼースレン「映画の未来 —オーバーハウゼン宣言から60年を経て」
※ディスカッション:ゲオルク・ゼースレン、アレックス・ツァールテン 司会:平沢剛 (同時通訳)

会場 ゲーテ・インスティトゥート東京(東京都港区赤坂7-5-56)
申し込み  申し込みページ

主催 ゲーテ・インスティトゥート