柴川敏之|2000年後のなんでそんなん発掘調査展|イドノウエ(ぬか つくるとこ|岡山) 

岡山・早島町の福祉施設+アートスペース「ぬかつくるとこ」で、アーティストの柴川敏之による展覧会を開催しています。

「ぬかつくるとこ」は、“発酵“をテーマに「ぬかびと」こと施設利用者とともに創造するしくみをつくるオルタナティブスペース。いっぽう柴川氏は、化石化させたオブジェによって「2000年後」へのイマジネーションを生み出します。「出土品」が調査された「研究室」も設えた本展は、知識が積み重ねられていくプロセスについて考えさせるものとなっています。“ゆっくりと時が経ち熟成されること”を大切にしているスペース「ぬか」の時間感覚と共鳴しているようでした。

好評につき延長された会期は、GW明けの5/11まで。

【開催概要】

化石化した「なんでそんなん」な物ばかりが並ぶ展覧会
見慣れた日用品を化石にすることで「2000年後に発掘された現代社会」をリアルな形で提示する美術家 柴川敏之。柴川は、火山噴火によって一瞬で姿を消したイタリアのポンペイなど「突如消失した文化の痕跡」との出会いをきっかけに制作を続けている。スマートフォン、キューピー人形、トロフィー、マスク、車椅子など、モチーフも様々。携帯電話一つをとってみても時代を感じさせるものであり、同時に「社会」を連想することになる。
一方、「なんでそんなんプロジェクト」に集まった事例には、他者から見ると理解しがたい行為や、痕跡としての物を主体とし、「個人」に由来するものが多い。そして、既製品のように、誰もが分かる形のものが少なく、一目で理解することが難しい。もともと他者から理解されづらい行為や物が「なんでそんなん」の特徴だが、これらが 2000年後に化石として出土したなら…。
本展は、化石化した「なんでそんなん」な物ばかりが並ぶ展覧会。2000年後の考古学者が不可解な出土品を見つけ、「想像力を駆使して理解しようと試みたなら」。そんな研究調査の過程と成果をご覧ください。

会期
前期|2024年3月5日(火)〜3月16日(土)
後期|2024年3月20日(水)〜3月31日(日)5/11 *会期延長
時間|10:00〜16:00
定休|日、第1・第3月
会場|イドノウエ (岡山県都窪郡早島町前潟126)
観覧|無料
主催|ぬか つくるとこ
企画|そのうち国際芸術祭
助成|公益財団法人 福武教育文化振興財団

【会期前半】は、化石作品に「詳しい記述の無いキャプション」を配し、発掘されたばかりの出土品を皆さんが未来の考古学者になったつもりで想像力を駆使してご覧いただけます。
【会期後半】は、「詳しい記述の有るキャプション」を配し、不可解な出土品の名称や経緯が解明されます。会期中に二度足を運んで頂けると、さらに「2000年後のなんでそんなん」な世界へ皆さんを誘うことでしょう。

>>>詳細+トークイベント情報など(終了)

柴川敏之|2000年後のなんでそんなん発掘調査展