本誌《-oid》オイド は、2022年3月に人類学とアートの研究・実践に携わるメンバーが立ち上げたウェブマガジンです。「メディア=かたちにこだわらない」「表現するジャンルを問わない」「活動するシーンを越える」をコンセプトに情報を発信してきました。〈Call and Response〉では、お招きしたゲストとともに(=call)現在のメディアやアートをめぐる状況について見なおし、ホスト側である《-oid》のメンバーからのインタビュー、トークやサウンド制作で応答をしながら(=response)、学術的な「研究」とアートの「現場」が交差しつつ開かれた場をつくり、《-oid》のあり方について、対話を通して考えていきたいと思います。

開催概要
日時:2022年11月25日(金)19:00-21:00
場所:オンライン 参加登録フォーム (〆切:11月25日(金)正午) 参加無料
    3331 Arts Chiyoda より 配信
プログラム:
19:00-19:30 ウェブマガジン 《-oid》 解題
19:40-20:00 インターミッション
 サウンド・インスタレーション 《Atomic Message : 長崎平和集会》 坂本真+坂本豊+アンドレイ・モロドキン 紹介
 音響実践 《Sand Noise: 抗えない暴力の下で》 田中理恵子+小森真樹
20:00-21:00 トーク・セッション
 多文化・環境共生型野外イベント「みんなちがってみんないい2022」 土居幸仁
 「END展 死から問うあなたの人生の物語」選書企画「これも学習マンガだ!」 庄司昌彦+山内康裕
 《-oid》編集メンバーを加えゲストとの座談会

《-oid》 編集・執筆メンバー
板久梓織(お土産アート研究 東京都立大学) 兼松芽永(アートプロジェクト研究 国立民族学博物館)
グリゴレ・イリナ(映像 身体論 弘前大学) 小森真樹(アメリカ文化論 ミュージアム研究 武蔵大学)
田中理恵子(音楽実践 東京大学) 登久希子(「社会的な」アート研究 京都市立芸術大学)
ムクドリあつし(人類学研究者 漫画家)

ゲスト・プロフィール
土居幸仁
認定NPO法人CES 事務局長。NPO法人八王子ワークセンター代表。みんなちがってみんないい実行委員会事務局長。八王子市地域障害者自立支援協議会委員。お互いさまと迷惑をかけ合える関係を大切にしたいと思っています。
庄司昌彦
武蔵大学社会学部 教授。専門は情報社会学・情報通信政策。特に都市や地域社会の運営に関心を持ち、政府や各地の自治体に関わりながら、行政デジタル化・データ活用・スマートシティ・地域情報化などに関する調査研究を行っている。
山内康裕
一般社団法人マンガナイト代表理事、レインボーバード合同会社代表社員、さいとう・たかを劇画文化財団理事長。「マンガ」を領域に、産学官民各所で施設・展示・イベント・商品等のコンテンツプロデュース・プランニング業務等を提供している。

アーティスト・プロフィール
坂本真
ノイズミュージシャン。長崎県出身、ベルリン在住。インダストリアル、ドローン、アンビエントなど様々なサウンドを手がけ、好評を博す。2022年、実弟Yutakaと核兵器廃絶を訴えた1日限りのアートイベント「長崎平和集会」を開催し、多方面からの注目を集める。
坂本豊
サウンドクリエイター。佐賀県在住。実兄弟テクノユニット Sub Human Brosとしてドイツで活動後、ソロ活動を開始。疑似自然音をシンセサイザーで写実的に表現するノイズ作品SVNSの制作など、ジャンルに囚われない幅広い活動に携わる。
アンドレイ・モロドキン
コンセプチュアルアーティスト。ロシア出身。人の血液、原油、鉄、ボールペンを使ったドローイングやインスタレーション作品で高い評価を受ける。モスクワで公表された「ウクライナ人の血で満たされたプーチン(Putin Filled with Ukrainian Blood)」は多くの反響を呼んだ。

お問い合わせ:info@journal-oid.org